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2008年12月 1日 (月)

言葉の感覚が戻ってきました

いつもありがとうございます。栗田です。

 先週の出張が終わり、他の仕事もゆっくりながら進んできました。
 執筆にも言葉の感覚が戻ってきました。いい感じです。

 ところが、実はまだ終わっていない仕事が締切もギリギリまできています。明日です。明日。
 以前ならストレスてんこもり、執筆なんて絶対にムリ、ブログ更新なんてやってられない、な状況なのですが、どうしてか落ち着いてます。
 なんでだろう……、と振り返ってみると、どうやら仕事そのものがストレスなのではなくて、ストレス原因が仕事にあると間違って思っていたようです。

 根本的な原因は、犬に対する喪失感みたいです。
 この半月あまり、我が家の犬の具合が悪くなって、やがて寿命を迎えていく過程、そして居なくなってしまったことが喪失感として大きなストレスになっていたようです。
 実家に戻っても、庭にまだ犬がいるような気がしています。門を開ければ、駆け寄ってきそうな気がして仕方ありません。
 夏の間は玄関前で寝転んでいることが多かったので、急に戸をあけてしまうと犬にぶつかってしまうことがありました。危ないので玄関を開けるときにはぶつけたりしないように、よくよく注意することにしていたのですが、もう犬のいない今日も、扉を開ける時そっと、犬にぶつからないことを無意識のうちに確認していたのです。
 ああ、と思いました。
 頭ではもういないことは十分承知しても、感情やからだはまだその現実を受け入れきれてないな、と。

 感情やからだは、抑圧されているとそれが文字通りストレスになってしまいます。
 犬がいない現実を認めていない部分を、内面にくすぶらせておくのは良くないなぁ、と感じて、ひとりで思いきり泣くことにしました。犬のいない悲しさにどっぷり浸かって、泣いて泣いて、泣いてやろう、と。
 幸い今は一人暮らしですから、誰にも気兼ねすることはありません。
 犬のことを思い出しながら、うわんうわん、声を上げ、床に転がって、泣きました。

 どんな感情も正面から抱きしめて、じっくり浸り、味わうと、離れていくようです。
 もっと泣こう、もっと悲しさを感じようとしても、ひとしきり泣いた後は、もうそんな感情は出てこなくなっていました。逆に、16年間、一緒に過ごせたことの嬉しさが湧き出してました。
 でも、相変わらず泣いてました。嬉し泣きでした。

 ちょうどこの時期、夜空に目をやればオリオン座の三ツ星を左に延長した近くに、おおいぬ座が一等星シリウスを輝かせています。
 よく、お星様になってしまった、なんて言いまわしをしますが、ふと顔をあげると輝いている星犬の姿に重なって、なるほどな、と思いました。先人も亡き犬の姿を天の星に見たのだろうと感じます。
 犬にしておくにはもったいないほど賢く、そしてちょっと生意気な白い犬でした。
 もしも、これから書く作品の中に、ちょっと生意気な白い犬が出てきたら、モデルはうちの犬です。こんなところに出てきた、と思い出して下さると嬉しいです。

 というわけで、感情の整理もついたようです。
 さっそく原稿執筆に戻ろう……という前に、昼の仕事の残りを片付けないと。そう言えば明日(というか、日付かわっているから、今日ですね)が締めきりでした。忘れてました。

 今回も原稿掲載はできませんでした。
 それでも年末までの今月中に一本、短編が書き終わる予定です。
 大変ゆっくりな執筆で申し訳ないですが、よろしければどうぞ掲載ができるまで、お待ちください。

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